甲賀市議会 2019-06-18 06月18日-04号
仁徳天皇がですね--説明を余り長く言いませんけど--仁徳天皇が、昔、村から煮炊きの煙が上がらなくなったのを見て、民が困っているんだろうなあと思って、宮殿の普請とか、そういった公共事業を一旦とめて、民の豊かさが戻るまでは公共事業をやめとこうと、そういった判断をなされたということが、仁徳天皇の時代にあったということで、実はその精神がずっと受け継がれてきて、だからこそ東日本大震災のときに、天皇皇后両陛下は
仁徳天皇がですね--説明を余り長く言いませんけど--仁徳天皇が、昔、村から煮炊きの煙が上がらなくなったのを見て、民が困っているんだろうなあと思って、宮殿の普請とか、そういった公共事業を一旦とめて、民の豊かさが戻るまでは公共事業をやめとこうと、そういった判断をなされたということが、仁徳天皇の時代にあったということで、実はその精神がずっと受け継がれてきて、だからこそ東日本大震災のときに、天皇皇后両陛下は
そんな中、前中嶋市長が引用されておりました仁徳天皇のうたに「高き屋根にのぼりて見れば、煙立つ民のかまどはにぎわりけり」、現実はほど遠く、民のかまどより煙が立ち上らないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都がこうだから、地方はなおひどいことであろう、こううたわれております。これが、今の現実ではないでしょうか。
さて、市長は、暮らしにかかわって、以前の議会で仁徳天皇の民のかまどはにぎわいにけりという言葉を引用されました。私は、あの言葉に深く感銘し、今の時代にこそ仁徳天皇の姿勢や精神、政策が政治家に求められていると感じています。 ニューヨーク・ウォール街で始まった貧困と格差に反対する運動が、全世界に広がっています。この運動が掲げるスローガン、1%の大金持ちが支配する社会でいいのか、私たちは99%だ。
私が2期目に就任させていただいたとき、この場におきまして、聖帝(ひじりのみかど)ということを申し上げさせていただき、仁徳天皇の民のかまどはにぎわいにけりという民衆の気持ちを代弁するようなことをお話をさせていただきました。このことにつきましては、歌の一部を引用させていただきましたことは事実のとおりであります。
私は、昨年秋、2期目の就任に当たり、聖の帝 仁徳天皇、難波高津宮の民のかまどはにぎわいけりということを市政運営の中での指針としたいということを、この場で申し上げました。マニフェストの実現ばかり優先する余り、国民、県民や市民に気配りがなおざりになってはならないことを戒めながら、常に弱き人々のために努力することが最も大切な政治の姿であることをみずからに言い聞かせております。
次に、2期目に当たり何を最優先して市政運営を考えるかについてでありますが、私は、11月17日に開催されました臨時議会におきまして、施政方針の最後に、仁徳天皇の民のかまどは にぎわいにけりという言葉をつけ加えさせていただきました。為政者たる者、時代や立場は違っても、市民の幸せのために、今なすべきことへ全力を傾けることが唯一の務めであると固く心に刻んで引用させていただいたものでございます。